C型肝炎ウィルスはどこからやってくるのか?

インターフェロンαC型慢性肝炎を治療しているばんばんです。

MELIT加藤先生Sinさんも書いておられるように、朝日新聞で騒いでいるようだけど、おごとになってきたなぁ。

基本的に、発見されたといわれているのが、

1989年にその遺伝子の断片が見出されたことを契機として、その存在が明らかとなり、かつて正体不明の肝炎ウイルスとして、非A非B型肝炎ウイルス(NANBV)と呼ばれていたものの殆どがHCVであることが判明した。
ソース:http://www.mars.dti.ne.jp/~frhikaru/blood/kanen.html

だから、その前までは検査法も確立されていなかった訳だ。感染経路は、C型肝炎に感染した血液を取り入れることで感染する。注射針の使い回し、輸血、血液製剤、なんでもありだ。不幸な事件だけど、患者の注射針をあやまって、刺してしまう針刺し事故などでも感染するし、富山で騒いでいるように、血液検査の容器をそのまま使い回してしまうのも感染源となる。ようは、血液の中にあるC型肝炎ウィルスが右から、左へ移ることによって感染するわけだ。

それにしても、今回の30年前の血液製剤が残っているというのもすごいなあ。この頃のカルテなんて残っているわけはないし、看護婦記録なんかも通常はあるわけはない。(と思う)


わたしの場合は、輸血は0歳の頃だから、41年前になる。この頃の病院はたぶんもうないだろう。記録はぷっつんしているわけだ、なにが使われて、どんな手術が行われたのかは、たぶん執刀したお医者さんもいないだろうから、たぐりようがないわけだ。あとは覚えているのは、小学校の時の予防接種で、注射針が使い回されていたぐらい。たぶんないと思うが、床屋のカミソリ??(←あってはいけないことだけどね)


さあ、これを厚生労働省はどうとらえるんだろう。どこまで範囲をひろげるんだろうか?30年前の薬害なんて、もう、訴訟を起こす人もまれだし、記録もほとんどないだろう。人の記憶にたよるのも限界だろう。
どこからきたのかを考えても浮かばれないから、前向きに考えていこうじゃないか。

医学や薬を作る人サポートする、治験をいそぐ、なんでも手があるじゃないか。もっと効く薬、もっと患者にやさしい薬をはやく開発して提供してほしい。望むのはそれだけだ。お金をもらっても使えないんじゃなんにもならない。あまり時間は残されていないと思う。横浜市衛生研究所によると

アメリカ合衆国全体では、年間8000-10000人がC型肝炎ウイルスのために命をなくしています。C型肝炎ウイルスによる慢性の肝臓病の治療・療養は長期にわたりますが、医療費や病気による休暇等の労働の損失は、アメリカ合衆国全体では、総計で年間6億ドル以上だとされています。
出典:http://www.city.yokohama.jp/me/kenkou/eiken/infection_inf/hcv1.htm

とある。すごい金額の損失やね。日本の場合もあまり大差はないと思う。年間でこれだけの損失がうまれているものだから、それを十分に回収するだけの価値はあるとおもうんだけどなぁ。がんばれ、肝臓病に携わる医療関係者や、厚生労働省。


あーちかれた。いろいろぐぐると出てくるもんやね。

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7件のコメント

  1. なんというか、言わんこっちゃない、という感じです。感染原因が拡大すれば、簡単な金額じゃなくなるんだけど。。。
    >どこからきたのかを考えても浮かばれないから、前向きに考えていこうじゃないか。
    まったくそのとおりです。
    特にこの病気は患者の年代がいわゆる働き盛りの場合も多く、大袈裟じゃなく国家的損失だと思うんですよね。
    それに健康保険が効くといっても、患者負担分以外は保険から出るってことは、結局どこかの誰かのお財布から出るんだし。そんなことになる前に、サッサと軽症のうちにどうにかできたら一番ですもんね。
    頑張れ~!関係者ご一同様!

  2. DNA分析に先を越された日本
    研究機関に もっと力を出せるようにして欲しい
    大学の研究費 良いことなら もっとすべき
    こういう所に 使って税金

  3. ちょいとお下品な表現で申し訳ありませんが、被害損失を金に換算する。さすが米国やね、クールだね~。拝金思想に取り付かれた現代日本もこの手で行こう。これならどんなボケ役人、政治屋でも判るんでない?(爆)

  4. おはようございます。
    被害損失を計算・・・アメリカらしいですよ。
    放置して肝硬変・肝ガンの人が増えたら、ケタが上がりそうですね・・・。
    私の子供・・・『日本で最初にC型肝炎になったのは、誰なんだ』・・・といってます(笑)

  5.  今回の薬害肝炎訴訟もきっかけは、事の発端になったのは読売新聞が、ある患者(当時は20才)の「声」を取り上げ記事にしたからです。
     今回の朝日の記事もCやB型肝炎患者の被害の実相が明らかになるきっかけになればと思います。
     Melitで朝日の記事を紹介したのは私です。

  6. sinさん、皆様、ありがとさん。床屋のカミソリも歯医者で感染も有り得ると思います。
    感染力は弱いくせに 一旦感染すると しぶとい憎っくきウイルス(like me)。
    C肝者を刺した蚊に直後に刺されたら、うつるのでは、とまで思ってしまう。
    (そんな事は無いと言われてきたが、本当に無いのか?)。
    誤解無きよう、私は無用に脅かしたり、流布してるのでは ありません。
    いまだにグレーなゾーンがある気がしてきたのです。
    薬害肝炎ではなかった(らしい,だったかもしれない、わからない)が苦しんでいる我々。
    ブログで意見交換しても何も変わらないのでしょうか、残念です。

  7.  前向きさん
    >ブログで意見交換しても何も変わらないのでしょうか、残念です。
     そんなことはありません。
     薬害肝炎訴訟、画期的な逆転本塁打の福田首相による政治決断をもたらしたのは、「ブログ力」です。
     この裁判と政治家への働きかけで、ブログは様々な大きな力を発揮しました。
     地方の政治家や患者さん(役職についておられる方)などのブログで書かれたことを手がかりにしたり、時々の状況を判断するのに、患者さんのブログも有効に作用していたと思います。

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