プロテアーゼ阻害剤の話をしよう、その2


Molecule display / net_efekt

ででんでんでん、の続きから・・・
今日も難しい話をなるべく簡単にいきませう。
(多少違う 部分もあるけどかんべんしてね)

HCVの増殖に必要なタンパク質、まあ、合成するというか、作られるというか、それに関係しているのが、たんぱく分解酵素プロテアーゼと呼ばれるもの。

この阻害剤はHIVなんかの治療にも使われるものです。

このウィルスの増殖のライフサイクルの輪っかの一部を”ぱつん”とはさみで切ることができれば、増殖を止めることができます。

プロテアーゼ阻害剤は、プロテアーゼに一部であるアミノ酸側鎖に結合して、合成を阻害するのですが、このアミノ酸側に変異が起きると結合できなくなり薬が効かなくなります。へたくそな図だけど、簡単にいうとこんな感じ。

1234.jpg

めっけ、こっちの方がいいかも・・・
TVのCMなんかで花粉症の薬なんかで、よくやっているイメージですな。
先回りしてブロックてなやつ。

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この薬の効き目が凄いのは、この穴の部分に、ぴたっと嵌るように作ってあるから効き目があるんですよ。


じゃ、どのぐらい鋭いかというと、一般的になりますが、
目安として、24時間でウイルス量が2logから3log減りますになります。
つまり、

1/100から1/1000(効き目のいい人)になる。

いままで、ウイルス量が5.2とか言ってた人が、たった24時間、一度の投薬で4から3ぐらいまでウイルス量が減ります。
そのぐらい効き目が凄い。今まで2log減らすのには、2週間以上だったものが、1回でそれだけの効き目。

でも、

相手も、人類というか、ウイルス類の繁栄がかかっているため、身の安全を守るべく、忍者のごとく、体の形を変えてきます。

穴の形を変える。そうすると、プロテアーゼ阻害剤が穴にはまらなくなり、効き目がなくなります。
これを変異と呼び、ウイルスの耐性なんて表現します。

一般的に、単体(単剤)でこのような阻害剤を用いると2週間ぐらいでウィルス側に変異が起きて耐性ができます。

一度耐性が起きると、もう二度とその薬が使えなる。←これものすごく大事

これが怖い。プロテーゼ阻害剤で耐性が起きると、同じ種類のプロテアーゼ阻害剤が使えなくなる。テラプレビルで耐性が起きると、ボセプレビルは効かなくなります。
これが、治療の仕方が難しと言われるゆえんです。標準治療の所にもあるように、薬の無駄打ちをしないよう、IL28やら、コア71番、ISDRといったものを調べて、注意深く治療をしたほうがいいですよになっています。(←これがまた難しぃ)


 

あれ? ここで気がついたひとはいますよね。
ウイルスのライフサイクルには2つのサイクル、わっかがあった。転写するほう。
こっちには効かないでやんすよ。

で、併用されるのが、いままでの治療のIFN+リバビリンの2剤併用治療。
これが追加されて、3剤併用治療となります。←この秋に日本もで認可になる予定(いまここ)

プロテアーゼ阻害剤で米国FDAで承認されたのが、テラプレビルとボセプレビルの2種類。これが第一世代のプロテアーゼ阻害剤。

この後ろに控えているのが、この春から治験が始まった第二世代のTMC435。これは副作用の面でも第一世代よりも進化しているし、薬の効き目もよくなっている。

また、疲れたので、この続きはでんでんでんでんのまた、今後の巻き、まだまだ続くよ、C型肝炎の新薬の話。。。

あいも変らずコンビにいってこんなもの買って飲んでます(苦笑

2011-06-14 22:58:10
flickr.com2011-06-14 22:58:10 Photo by cxq02002

 ウィルキンソンのジンジャエール。辛いんだけど、瓶の本家のやつより若干甘いような。
まあ、本家のやつも飲んだのは何年も前なんですけどね。

本日も朝から梅雨真っ盛り。あじさいも色づいていい感じ。

2011-06-11 22:44:13
flickr.com紫陽花 Photo by cxq02002

さて、金曜日の午後だ。
お昼寝したいけど、もう少しがんばんべ~

9件のコメント

  1. いつもありがとうございます。TMC435HPC3004はIFNα2a  TMC435HPC3010はIFNα2b(5月開始)
    国内では2つ 他海外TMC435ーC208 C216 C3007 他3パターンあります。

  2. なるほど
    TMC435HPC3004 P3のペガコペとの組み合わせのやつでんすね。
    TMC435HPC3010 P2なのかなぁ。βとの組み合わせも始まってるんだ。
    他に考えられるとすれば、ペグリバとの組み合わせが出てきそう。
    いろいろ話を聞くと、副作用は少ない様子。
    でも、ぱっぱり、IFNとの併用なので反応の悪い人には分が悪いみたいな感じですね。情報ありがとうございます。

  3. TMCHPC3008もα2aとの組み合わせ(日本)
    無効、再燃で番号違います。
    でも、3010は、初回&治療経験者両方入ってます(日本)。3007は、日本2aで初回かも?

  4. ばんばんさん、こんばんはぁ♪
    ・・・↑ちょっと場違いな順番に、ヘコタレそうな私・・・
    プロテアーゼ阻害剤のお話(その1&その2)
    お忙しい中、記事UPくださり有難うございます♪
    図解は「イメージ」し易くて、ド素人患者の私にはかなり有難かったです☆
    ・・・とぉ不調のご様子・・・
    かの治験薬の影響もあるのでしょうかぁ?!?!?!
    お大事になさって下さいませ~☆

  5. てんまさん
    難しい?ですかね。
    めぐさん
    いえいえ、みなさん注目している証拠でしょ。
    まだまだ続きますよ。
    立ち寄りさん
    ありがとうございます。
    経口2剤が先にくるとTMCは国内で認可されない可能性があったりして、とても微妙に時期ですよね。うわさでは、この秋から来春にかけて、経口2剤のP3が始まるようです。

  6. 瓶のウィルキンソンのジンジャエールには
    普通とDRYの2種類あるんだよ。
    普通のが辛め。DRYは甘めPETボトルはノンカロリーで辛さは中間位かな。

  7. ハウザーさん
    そうだったんだ、瓶で飲んだのはふつうのやつ。もう覚えてないぐらい前だなぁ(笑
    また飲んでみようかな

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