C型肝炎と鉄代謝異常、なんで鉄分が体に悪いのか?


Iron Smelting / hans s

さて、遅くなりましたが、C型肝炎と鉄分の話。

鉄分は、生命維持に重要で多すぎても、少なすぎても駄目な物です。
一番分かり易いのは、赤血球に沢山含まれます。細胞に酸素を運ぶ為に必要なものです。

鉄分は体内に約3gが存在するそうです。3gって凄く少ないですよね。
その約30%が肝臓に溜まり、残りその他体内に存在します。

1日1-2mgが失われ、それに見合う分が腸から吸収されます。多く取った分はそのまま排泄されるだけです。

ここで重要なのは、肝臓に溜まる鉄が過剰になりすぎないように制御しているホルモンがあるということです。

ヘプシジン(hepcidein)鉄調整ホルモンと呼ばれるもので、肝臓で合成され腸からの鉄の吸収を制御します。
通常は、腸壁から取り込まれた鉄分が過剰になると、このヘプシジンがきちんとはたらき、鉄の吸収を抑制します。

しかし、C型肝炎の人は、このヘプシジンの働きが鈍くなっているため、過剰に鉄が肝臓に蓄積されてしまいます。
この過剰な鉄が問題で、過酸化水素と結合してフリーラジカル(活性酸素)を発生させます。


フリーラジカル、活性酸素、聞いたことがある人が多いと思いますが、ウィルスや病原菌の殺菌などに重要な役割が有る反面、生体成分を参加させ障害を起こす原因ともなります。
また、フリーラジカルは、がんの発生を促進するとも云われています。よく、体のさびなどと表現されたりします。

健康な人は、抗酸化性物がフリーラジカルを無害な物質にしてくれますが、その働きも弱い、余計にフリーラジカルが沢山生成されるC型肝炎の患者さんには鉄を控えしかありません。
じゃ、抗酸化性物が沢山あれえばいいじゃん、サプリメントでも・・・いろいろなわけの分らないもの\バキッ がありますが、手っ取り早く採る方法はありません、くれぐれもサプリメントなどに頼らないようにしてくださいな。

鉄は、体内で生成することがでいませんので、食物から摂取することになります。このため、この鉄過剰の状態を回避して肝細胞をいたわるためには、鉄分を控えることしかありません。

男性に比べて女性の発がんが少ないのは、このフリーラジカルが関係しているもと云われています。女性は、若い間は生理やお産があり、沢山血液を失い、始終貧血状態にあるからかもしれません。

C型肝炎患者さんの食事からの鉄摂取量は6mgが目安とされています。

本日のまとめ

  • C型肝炎患者は、ヘプシジンの働きが鈍く、鉄代謝異常である
  • 体内の余計な鉄分は、過酸化水素と結合してフリーラジカル(活性酸素)を発生させる
  • フリーラジカルは、体のさびとも云われ、発がんを促進する原因ともなる
  • 1日鉄制摂取量6mgを目指す。

注意)
肝硬変で特にたんぱく合成能が低下した患者さん(アルブミン値が3.5g/dl)の場合は鉄制限を行わない方がよいと云われています。
鉄あ体に必要なミネラル分ですから、自分が鉄制限が必要なのか否かは、主治医に相談して決めてください。くれぐれも自分で判断することのないようにしてください。

ひとまず
むーん、次回も鉄の話だす。うまく食べれば鉄は怖くない?なんて話ができればと思いまする。

先が気になる方向けへ、肝臓と鉄分の話はよくまとまっている本はこれ!
図書館か書店で探してください。

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東北からの真っ赤な山田錦、美味い


東北からの真っ赤な佐藤錦、美味い | Flickr – Photo Sharing!

東北のおっちゃんから凄くあまい佐藤錦が届きました。
うまかったなあ。

相変わらす、自転車乗って、ちょっと走って、貧血状態からは抜け出せず。

もうすぐ夏、夏休みはいつも通り、病院通いで消えますが、早くこないか夏休み(字余り)

5件のコメント

  1. C肝から卒業できない組の みんとちょこ です。
    肩バンバン
    ( ̄▽ ̄)ノノノノバンバン!
    していただいた(笑)のが07年7月。
    大変ご無沙汰しちゃってます。
    今はウルソで対応していて、このところ別の病院でBCAAを処方してもらっています。
    鉄分が肝臓によろしくない、ウィルスの活動を活発にしてしまう
    といったことも聞いていましたが、C型肝炎の人は鉄が増えて
    しまうとのこと。初めて知りました。
    私の場合は逆に鉄が足らず、万年、鉄欠乏性貧血状態です。
    女性はそういうケースが多いのかもしれません。
    でもヘモグロビン値が低ければいい、ということにもならないようで今回私はこのことで、整形外科の手術にあたって自己貯血が出来ないということが判明しました。
    ペグ+リバの最中も貧血がひどく、続けられないことがありました。ふらふらして、疲れやすく集中力が欠ける。
    鉄が少なければいい、というわけでもなさそうです(^^;)
    その反面、鉄欠乏性貧血だから肝臓を傷めるスピードが遅くなっているのかもしれません。
    でもゆっくりと、どうしても進むものは進むというのが残念なところです。
    「シジミが体にいい」と単純に思い込んでいた頃が懐かしいです。人間の体って複雑ですね。

  2. ひでほさん
    いまが旬です~
    みんとちょこさん
    通常の体のひとなら、鉄はは少し多めのほうがいいと思います。余計なのは全部排泄されるしね。
    女性はやっぱり全体的に貧血ですよね。治療の時には、鉄剤を補強していただいてもいいかもしれません。続けるほうが大切なのでね。

  3. ばんばん隊長、こんばんは~☆
    分かりやすい鉄代謝異常のお話、有難うございます(m m)
    錆びないって男子も女子も・・・年重ねると難しいですね・・・自爆=3
    次回のお話も楽しみですが、蒸し☆ムシ★の季節なので、ご無理なさい
    ませんようにぃ。。。祈☆
    P.S. ツヤツヤのさくらんぼ・・・おいちそっ♪

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