ソバルディ、ハーボニーの薬価が値下げになるかもしれない

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秋口から騒いでいた薬価の値下げの話が始まるようですね。

特例拡大再算定 対象はプラビックス、ソバルディ、ハーボニー、アバスチンの4剤

特例拡大再算定?ってなんだ

単純にいうと算定して薬価が高すぎたので2016年度から薬価を下げますよ的なものです。

詳しくはここあたりを

2016年度薬価改定の詳細を了承、特例市場拡大再算定の対象はハーボニー錠など6品目―中医協総会 | メディ・ウォッチ | データが拓く新時代医療

どのぐらいの規模の売上が対象になるかというと以下のような規模のようです。

「皆保険を維持するための『例外的』な制度」と位置付け、対象を次のように整理しなおすことを提案しました。
▽「年間販売額1000億円超1500億円以下、かつ予想販売額の1.5倍以上」の品目は、最大25%の価格引き下げを行う
▽「年間販売額1500億円超、かつ予想販売額の1.3倍以上」の品目は、最大50%の価格引き下げを行う
出典:市場拡大再算定、年間販売額1000億円超などの医薬品が対象に―薬価専門部会 | メディ・ウォッチ | データが拓く新時代医療

 この金額からいうと、ソバルディ、ハーボニーは両方共1500億円規模になっていると思いますので、最大(←ここ大事)50%の薬価になります。半額までいくかどうかはわかりませんが、感覚的には、以前の3剤治療よりは高めに落ち着くのではないかと思います。

患者さんが支払う医療費は変わらない

 薬価が改定になりますが、現状はC型肝炎治療の助成がありますので、患者さんが支払う医療費は変わりません。まず変わるのは医療機関かな。お薬は基本すべて医療機関の買い取りになりますので、高いお薬になれば初期の購入コストがモノすごい金額になります。一部の医療機関では、この薬価改定を待ってからハーボニーの治療を開始するところもあるようです。一度回ってしまえば、いいのですが回すまでが大変だったものが、以前と同じ金額にななれば適用できる医療機関が増えるかもしれません。

 一番大きいのは国保の予算です。このままだと医療費の助成ができなくなるぐらいになりそうでしたので薬価が下がることにより、医療費助成の範囲(期間)を広げることができます。一節によると日本のC型肝炎の患者さんは200万人といわれていますから、すべてを治療するにはとてつもない予算が必要になります。すべての人が治るまで助成が続くとようにいろいろ見直しが必要になりますよね。

 問題は製薬会社が開発したコストを回収できるかどうかになりますが、この辺りはいろいろある(未だにC型肝炎治療ガイドライの中にインターフェロン治療の選択肢が残る日本の状況を鑑みて・・・)ので割愛します。

まとめ

2016年度からハーボニーとソバルディの薬価がさがりそうだ。最大半額ぐらい。決まるのは来月2月末の中医協薬価専門部会だと思います。さてどうなることやら。

ひとまず

2016/01/25 21:03追加
今日付けの日刊薬業にちょっと追加で掲載されていましたね。30%から50%の間ぐらいでしょうかね。
ギリアドC肝薬2剤、下げ率は「約30%」か 特例拡大再算定で試算 | 日刊薬業WEB – 医薬品産業の総合情報サイト